家電での死亡者はこんなにも多いんですね。びっくりしました。経年劣化による火災での死亡者がほとんどみたいですので、長年使っている家電製品などは気をつけたほうがいいですね。
主要な家電4品目(冷暖房機、冷蔵庫、テレビ、洗濯機)が出火原因となった火災が97年から06年の10年間に全国で2158件起こり、計27人が死亡していたことが30日、総務省消防庁の調べで新たに分かった。三洋電機製などの扇風機が原因の火災でこの10年余の間、少なくとも12人の死亡が確認されているが、いずれの場合でも、長期の使用による部品の経年劣化が主因となっているケースが多いという。経済産業省は、消費生活用製品安全法(消安法)改正案を今秋の臨時国会に提出する予定で、対象品目などをめぐる議論に影響を与えそうだ。
消防庁によると、4品目の発火が原因となった死者は、東京都が最多の13人、埼玉県3人、新潟県2人ほか、秋田、群馬、石川、香川、愛媛、鹿児島など12都県で計27人に達した。製品別では、冷暖房機が8人、冷蔵庫10人、テレビ7人、洗濯機2人だった。
群馬県では、高崎市で06年2月、テレビから出火して住宅が全焼、女性1人が死亡した。秋田県では99年4月に冷蔵庫から出火し、1人が死亡した。また、堺市や京都市では04年に冷暖房機が発火し、各1人が負傷した。いずれも絶縁体の経年劣化が原因と判明した。
製造物責任法(PL法)では、販売して10年以上たった製品は、メーカーに賠償責任はない。しかし、経年劣化は、中古品市場の拡大や消費者の高齢化で増える傾向にあり、家庭には多くの危険が潜んでいることになる。このため三洋電機は、30年以上前に製造した扇風機522機種の使用中止を呼びかける異例の措置を行った。
経産省の産業構造審議会製品安全小委員会は今年6月、経年劣化事故の未然防止策の中間案をまとめた。製品に耐用年数や点検期間を明記する▽点検期間に入ったらメーカーが消費者に連絡する――が柱。経産省は提言を基に改正法案を提出する方針だが、対象製品は石油風呂釜など9品目に限られており、扇風機や冷蔵庫、テレビなどは含まれていない。【宮崎泰宏】
◇家電4品目が出火原因となった火災件数と死傷者数◇
火災件数 死者 負傷者
冷暖房機 779件 8人 100人
冷蔵庫 596件 10人 110人
テレビ 497件 7人 65人
洗濯機 286件 2人 43人
合 計 2158件 27人 318人